メインスタッフ: 2009年4月アーカイブ

 わて、去年から旅に出るようになって、ひとつ、なやみがおましてん。
それは、なんやいうたら、「大阪名物」のおいしいもんがおまへんことですねん。
おいしゅうて、誰にでも「大阪のお土産や」とわかるようなもんがほしいなあ、思てたら、「堂島プリン」の堂島スイーツはんが、「わかりました!」いうて、作ってみてくれましてん。
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 それから、わてもいっしょになって、ああでもない、こうでもない、いうて、「新しいのやけど、昔なつかしい味」と「一目で大阪とわかって、ほんで、かわいらしいパッケージ」をめざして、いろいろ作っては試し、してきましてん。
ほんで、できあがったのが、この、わてのプリン「くいだおれ太郎プリン」ですねん。昔なつかしうて、そやけどすっきりおいしい味をめざしましてん。ほんで、堂島プリンさんの、パリパリ、サクサクしたカラメルも生かしたい思うて、カラメルのクラッシュ、いうのんを使うてますねん。
包みもようできてまっしゃろ? わての帽子と、中をひっくりかえしたら、わての顔もはいってますねん!
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 その「くいだおれ太郎プリン」、いよいよ今日、4月20日に発売ですねん。わてもはりきって、売り子やってきましてん! 新大阪駅と、関西空港と、ユニバーサル・シティと。ほかにもようけ行きたいところがあるのやけど、今日は時間が足りんようになりましてん。
このわてのプリンの売上げのうちから、この4月から大阪府ではじまった「大阪府教育ゆめ基金」に寄付することになってますねん。わての使命は「食」と「食育」やとこころえてますねん。せやから、わてのプリンの売上げが、ちょっとでも大阪の教育のお役にたったらええなあ、思うてますねん。
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 大阪みやげに、わての帽子がちょこんと置いてある、いうふうに使うてもろたらうれしおますなあ。もちろん味もサイコーでっせ!みなさん、こんど大阪に来てくれはったら、ぜひひとつ買ってみておくんなはれ!

 ほんまに、光栄なことですねん。
桂三枝師匠の「笑ウインドウツアー」の舞台に、わて、呼んでもらいましてん。大阪の梅田に新しうなった、サンケイブリーゼホールですねん。
 番組は「大阪レジスタンス」。全部やったら1時間45分かかる、いう、長編の創作落語ですねん。全国ツアーのおしまいのおしまい、最後の番組に出さしてもらいましてん。
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 お話の中身は、日本の方言や地方の文化が弾圧されるようになって、大阪で独立運動がおこる、いう近未来のお話ですねん。お話の筋だけ聞いたらちょっと重たいように思いますねんけど、舞台のお噺を聞いてみると、細かいところまで、よう作ってあって、ほんまにユーモアたっぷりで面白おますねん。この落語を創りはったのは何年も昔のことやけど、時代がたつにつれて、ほんまに真実味の出くる落語や。ほんまに、名作でっせ。

 なんで、わてがこの落語で出さしてもらうのかというと、このお噺で、最後に大阪が独立しますねん。それで、ニューヨークの自由の女神みたいに、大阪湾に巨大なわてが登場することになってますねん!
 じつは、師匠がさいしょにこのお噺を披露しはったときにも、わて、よんでもらいましてん。ほんで、その年に師匠が二回目の文化庁芸術祭大賞をとりはりましてん。師匠は、それがわてのおかげや、いうてくれてはって、わて、ほんまに身にあまる光栄でおますねん。
三枝師匠は、わての自伝「くいだおれ太郎のつぶやき」にも、ええお話よせてくれはったし、「大阪名物くいだおれ」の最後の日にもお出でいただいて、さいごのさいごに大阪締めもしてくれはったし、いつもわてらのこと、えらい気にかけてくれてはりますねん。
上方落語協会の会長はんに、そないに気にかけてもろうて、わて、ほんまに恐縮してますねん。そやから、師匠に「来てほしい」言われたら、わて、何をおいてもかけつけますねん。
舞台が終わってから、新聞記者のみなさんの前で、わて、三枝師匠とツーショット撮ってもらいましてん。
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 ええ一日でした。それに、ほんまの落語ってええもんですねん。
みなさんも、ぜひ、いっぺん繁昌亭へ行って、大阪の落語を聴いとくはなれなあ。ほんで、もし「大阪レジスタンス」やってはったら、ぜひいっぺん聴いてみとくなはれ。
わてもまた、いっしょに出さしてもらうかもしれまへんねん!
ひゃあ、えらい名誉なことですなあ。
わて、近畿大学の入学式で、「一日実学教授」さしてもらいましてん。
なんでも、近畿大学で「一日教授」いうのんは初めてのことやそうで、わて、その第一号、いう、えらい名誉なことですねん。

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とはいうものの、わて、そんなおおぜいの大学生はんにお教えするような、えらいこと何も知りまへんねんけど、言うたら、大学のお方が「実学の教授ですから、太郎さんのいままでのご経験を伝えていただきたいのです」いうて、言うてくれはりましてん。
わての経験、いうたら、やっぱり鉦太鼓と食べ物でっせ。
そやそや、近大いうたら水産の研究もえらいとこや。和歌山におおきな研究所があって、新しい魚の種類つくったり、養殖の研究してはるねん。
そのなかでも、マグロの完全養殖はすごいことやなあ。

みなさん、知ってはりますかな。
よう「養殖のマグロ」、いうけど、あれはほんまの養殖やおまへんねん。
マグロのこども、関西でいうところの「よこわ」、いうのんをつかまえて、それをおおきな生け簀のなかで育てたものですねん。
そやからわてら食べ物屋の世界では「畜養」、いうてよんでますねん。

マグロ、いう魚は生まれてから死ぬまで、えらいスピードで休まんと泳ぎ続けている魚やさかい、これを卵から孵して育てるなんて、とっても無理や、いうことになってたのやけど、何年か前に近大の研究所がそれをやりはったんですな。
世界中でもよそではどっこもでけしません。そんなこと。えらい技術や。
今は世界中でマグロがおらんようになって、ゼツメツしてしまうのちがうかいな、いうて言われてまっせ。そやからこないしてマグロを育てることがでける、いう技術はたいした「実学」ですなあ。

そんなことをしゃべったらよろしいのかなあ、思うて舞台へあがったのやけど、えらいこっちゃ。近大の新入生はん、いうたら、7000人もいてはりますのや。わて、舞台の上から見てびっくりしてしまいましてん。えらい大きな大学やなあ。道頓堀でも、こんなおおぜいの人がいっぺんによってくることはおまへんで。
司会のマーキーはんはわてもお目にかかったことあるさかい、ちょっと安心やったけど、ほんでも、わて、何しゃべったのかわからんままに出番が終わりましてん。いやあ、冷や汗かきましたわ。

そのあとは、えらいえらい学部長の教授はんが座ってはるところに、隅の方にすわらせてもろうて、先生がたのありがたいお話聴かしてもらいましたで。
聴けば聴くほど、近大いうところはサカナだけやのうて、世界でもよそにはなかなかでけん研究をしてはるのですなあ。新制大学になってから今年でちょうど60年、わてと同い年というのも親近感わきますな。

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しまいは、大学のブラスバンドといっしょに、わてもちょっと踊りを披露しましてん!
わても、春からええ機会をちょうだいしました。

新入生のみなさんも、4年間がんばって勉強しとくなはれや!