太郎、料理検定を受検する。

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 こないだのUSJはんでのお披露目のとき、わて、女将さんにこない 言われましてん。

 「あんた、『料理検定』って知ってますか」

 「へえ、なんでっしゃろ」

 「こんど、辻調理師学校さんがはじめはった、料理の試験ですねんけ ど、あんた、USJはんに丁稚に入る前に、これ受けときなはれ」

 「女将さん、わて試験なんて受けたことあらしませんねんけど」

 「なんぼなんでも、手ぶらで丁稚入り、いうのは失礼でっせ。なんぞ 免状でも持っていかな、あんた、笑われまっせ」

 「わて、たけやき教室の免状ならおまっせ」

 「あきません。うちとこはたこ焼きだけの商いやおまへん。あんた年 がら年中うちのショーウィンドーの前におったのやから、うちが和洋中 華、なんでもやってたのはようわかってまっしゃろ。ええから、くいだ おれ学校の卒業免状のかわりに受けときなはれ」0929_01.jpg0929_033.jpg

こないなわけで、わて、今日の「料理検定」受けることになりまして ん。

 そら、わても長年食べ物屋の看板人形やってたのやさかい、こんな ん、軽い、軽い。

 とはいうものの、ちょっと心配になってこっそり試験問題集見てみた ら、これがまたけっこう難しおますねん。わての知らんことも、ようけ 書いてありますわ。

 いやあ、えらいこっちゃ。そやから、わて、旅先でべんきょうしまし てん。ほんで今日は、準備万端、試験なんてどんとこいや、いう気持ち になって来ましてんけど、いざこうやって試験会場へ来てみたら、やっ ぱりちょっと不安になってきましてん。

0929_04.jpgのサムネール画像

 試験がはじまるまでまだちょっと間があるさかい、わて、いっしょけ んめい机に向かってさいごの追い込み勉強してましてんけど、なんや、 ようけ読むところがあって、わて、勉強したのやらせんのやら、わかっ たのやらわからんかったのやら、ようわからんようになってしもた。

 そない言うてる間に、試験がはじまってしもて、わて、ドキドキでし てん。

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まわりに座ってはるみなさんは、えらい調子よう進んではるし、 わて、なんや、なさけない気持ちになってきましてん。


ほんでも、わても男やさかい、しまいまで、ちゃんと答え書きました で。採点して、結果が出るのはひと月以上先や、いうことやけど、受 かっとったらええなあ。

 わて、生まれて初めて、「試験がすんだ気分」いうのんと、「合格発 表待つ気分」、いうのんを味わってますねん。ほんま言うたら、あんま り味わいとうもないんやけど・・・